レボリュートは、規制当局に申請してから3年以上を経て、ついに英国の銀行免許を取得した。
英国で最も価値の高いフィンテック企業は、英国の銀行部門の監督を担当する規制当局であるプルデンシャル規制機構(PRA)から、制限付きの英国銀行免許を取得したと発表した。
レボリュートのCEOニック・ストロンスキー氏は、英国の銀行免許を取得したことを「重要な節目」と称賛した。
英国の銀行免許を取得すれば、Revolut は顧客の預金を保管し、潜在的に利益の出る融資や住宅ローン商品を提供できるほか、正式な銀行の顧客預金保護も受けられることになる。
また、4500万人以上の顧客を抱えるレボリュートが英国で銀行免許を取得できるかどうかという疑問が同社を悩ませてきたため、今回の発表は同社にとって重荷を取り除くことになるだろう。
最近記録的な利益を計上したレボリュートは、この資金動員段階は英国の多くの新興銀行にとって「共通のステップ」だと述べた。
この期間中、Revolutは顧客の預金総額に5万ポンドの制限が課せられるが、正式なサービス開始に先立ち、英国での銀行業務を構築していく予定だ。
リトアニアで銀行免許を持つレボリュートは、2021年に英国の銀行免許を申請した。
英国の銀行免許の取得は12カ月ほどで済むこともあるが、レボリュートの場合には、口座への入金の遅れや企業文化に関する疑問について規制当局が懸念していることから、はるかに長い時間がかかっている。
メイン画像: Revolut。写真: クレジットなし。