英国に本拠を置く宇宙技術投資会社セラフィム・スペースの最高経営責任者(CEO)は、スペースXのIPOや取引規模の拡大、欧州の宇宙技術スタートアップ企業が防衛用途に軸足を移し、投資促進に貢献していることなどを背景に、欧州が米国の宇宙技術に「追いつき」つつあると述べた。
Tech.eu ポッドキャストで、Seraphim Space の共同創設者兼 CEO である Mark Boggett が、最近の SpaceX の IPO、それが欧州の宇宙技術セクターに与える影響、投資環境、および欧州の主権について語ります。
ボゲット氏はセラフィムのポートフォリオについても語った。そのポートフォリオには、IPOを目指している可能性が高い航空宇宙会社アイスアイと、信号インテリジェンス会社ホークアイ360の最大の持ち株が含まれる。
ボゲット氏は、宇宙技術の新興企業が防衛に軸足を移しているため、セラフィムのポートフォリオ収益の約80%は現在防衛から来ていると述べた。同氏は、投資取引の規模という点では依然として米国に遅れをとっているものの、今年いくつかの高額な宇宙技術取引が見られるように、欧州も追いつきつつあると述べた。
Iceeyeは、同社の価値を約100億ユーロと評価した資金調達ラウンドで10億ユーロ以上を調達し、ドイツのロケット開発会社イザール・エアロスペースは2億7,000万ユーロの資金調達ラウンドを発表した。スペースXのIPOが広範なセクターに与える影響についてボゲット氏は、大手機関投資家など幅広い投資家がこのセクターに集まるだろうと述べた。
同氏はまた、この分野の楽観論の主な原動力はスペースX社の新しい打ち上げロケットであるスターシップであると述べ、これは宇宙へのインフラの打ち上げを容易にする「ゲームチェンジャー」だと述べた。
同氏は、「打ち上げの価格と規模は現在変化しつつある。これまでは宇宙環境に大規模なインフラを設置するには法外なコストがかかっていたため、宇宙における巨大インフラの市場が開かれつつある」と語った。
画像: NASA の Unsplash