米国の投資フィンテック企業ロビンフッドは、個人投資家が株式を貸し出すことで収入を得られる商品を発売し、英国でのサービスを強化している。
ロビンフッドは過去2回の試みが失敗した後、今年3月に英国で正式にスタートした。
同社は英国でサービスを開始し、6,000銘柄以上の取引で手数料無料、外国為替手数料無料を約束した。
同社は現在、顧客の要望に応じて、英国でストック・レンディング(証券レンディングとも呼ばれる)と呼ばれる新商品を開始しているという。
この動きは、ロビンフッドが英国でサービスを開始して以来、初の主要製品の発売となる。
ロビンフッドが米国で提供している株式貸借は、Airbnbに似ており、株主が企業や投資家に株式を貸し出し、マッチした企業や投資家が見つかった場合に毎月の利息を受け取ることができる。これは受動的収入として知られている。
借り入れ企業は、担保として使用したり、規制上の義務を満たすために株式を貸し出したい場合があり、また、借り入れた株式を空売りすることもあるため、株式の価格にマイナスの影響を与える可能性があります。
Robinhoodは取引に対して仲介手数料を得ることになる。
ロビンフッドの株式は第三者の銀行の現金担保によって裏付けられています。
株式貸付を利用するには、少なくとも5,000ポンドをRobinhoodの口座に保有している必要がある貸し手は、希望すれば貸付中の株式を売却することもできる。
ロビンフッドUKの社長ジョーダン・シンクレア氏は次のように述べた。
「株式貸借は、英国のお客様が投資を活用して受動的な収入を得るためのもうひとつの革新的な方法です。
「当社の直感的なモバイル アプリで製品が利用できるようになり、小売顧客が金融システムにアクセスしやすくなったことを嬉しく思います。」
株式の貸付にはリスクが伴います。貸し手が配当を支払う株式を貸し出す場合、貸し手は配当金相当の現金を受け取ることになり、税負担が増加する可能性があります。貸し手は議決権も失います。
2013年に設立され、手数料無料の取引で有名になったロビンフッドは、現在、米国での提供を拡大し、退職金商品やクレジットカードなどを提供している。2023年には18億6000万ドルの収益を上げた。